年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、アウトソーシンググループが、日本の構造変化がもたらす当業界に対するニーズ変化に対応できる、新たな体制構築を図ることのできた一年となりました。
国内におきましては、メイドインジャパンの付加価値低下によってメーカーの生産量は今後大きなトレンドでは右肩下りと推測し、システムエンジニアの育成に努めるなどIT分野の派遣や請負の強化に注力した結果、ITを中心とした技術系アウトソーシング事業が製造系アウトソーシング事業を追い抜くまでの成長を実現いたしました。
また、国土強靭化やリニアの開通工事などで今後も継続的なニーズが期待できる土木建築産業の事業強化をもくろみ、施工管理技術者などスキルの高いエンジニアを数多く有する共同エンジニアリング(株)をグループ化するなど、土木建築分野の強化にも精力的に動き出しています。
海外事業におきましては、今後も目覚ましい経済成長が期待でき人口増加が見込めるインドや東南アジア地域の売上高が百億円を超え、さらに日本国内の労働者不足を補うことになる外国人技能実習生の活用を提案できる体制も整備し実績を積み上げています。
しかし、これらの体制はまだスタートラインに着いたに過ぎません。
今年は、様々な産業へ展開するアウトソーシンググループの各社がグループシナジーの最大化を図り、この激動の時代において、想定し得ないいかなる出来事が起きても成長の歩みを止めることのない強靭なグループ形成を目指し、飛躍していく所存です。
そして、そのような強いグループとなってこそ、当社の経営理念である「ものづくり日本の発展と明るく豊かな社会の実現に貢献します」を継続して全うできるものと考えております。
今年もアウトソーシンググループをよろしくお願いいたします。
平成27年1月1日
代表取締役会長兼社長
土井 春彦
土井 春彦